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    揺れる国会  15年安保の日々 9

    • 2015.09.24 Thursday
    • 10:14
    ■9月16日 国会の内と外が結束!
    地方公聴会のあったこの日も、13時には正門前の桜田門へ続く両側道路、永田町から憲政記念館前の道路の3方向に、座り込みの人々が集まり始め、昼には道路隅は埋まっていきます。集会は13時、15時、16時半と断続的に開催され、国会議員が状況報告をし、主催3団体の発言、そのほかママの会、学者の方など、随時発言があります。
    昼には通路は人で埋まる
    15時の集会で発言するママの会メンバー

    この日は、夕方から本格的な猛雨となりました。それでも人は減らずに、18時半からの集会は、1万人以上という主催者発表でした。警官隊が3列にずらり並び、装甲車も憲政公園の後ろ側まで昼から待機。車道に人が出ないように鉄柵は厳重にひもで括られているのですが、この日も装甲車の前まで鉄柵を越えて、桜田門に向かう車道の片側は解放区となりました。それは、17日、18日も同様でした。

    主催者は非暴力の集会であることを訴えていますが、この日は逮捕者が何人も出たようで、警察の護送車が、サイレンを響かせながら何台も来ました。弁護士の方がマイクで他の弁護士さんに、警察で逮捕者への対応に当たるように呼びかける場面などありました。主催者側の救護班も、気持ちの悪くなった人がいないか、ぐるぐると巡回していました。
    道路にならぶ装甲車と鉄柵

    私は交通整理係で、黄色のビニールテープのようなものを持って歩行者通路を確保していましたが、人が押し寄せ満杯状態で、この日は途中でやめざるを得ませんでした。17日・18日は交通整理スタッフ人数を増やし、特に混み合い通り抜けができなくなる舞台前をぐるっとテープを持ち合ったので、集会開始前から終了まで交代しながら、続けました。

    左側通行にご協力下さい、と言っても、右側に行こうとする人もいるし、スマホで舞台での発言者を撮ろうと立ち止まる人も多いですが、皆、「わかりました、あ、そうですか」と驚くほど協力的な方が多かったです。多くの参加者を見ることが出来たのですが、老若男女という言葉がピタリ当てはまりました。子連れの女性・男性も多く、足を引きずる年配の方、車椅子の方もいました。そういう方を見ると、互いに声をかけあって安全を確保します。スタッフは全員オレンジの布を着け、カンパのお願い、道路誘導・整理、バナー配布、夜はライト配布をしました。
    黄色のテープを持ち交通整理

    昼は、正門前の並木通り(と呼ばれる)の信号から渡れるのですが、この日は18時?ごろから、警察が遮断しました(17日・18日も)。鴻池委員長を部屋に入れるな!とピンクの鉢巻をして、女性議員が党派を超えて座り込みの抵抗をしているなど、国会の模様は刻々と18日深夜まで、議員が入れ替わりながら報告しました。国会内外で結束して、とか、国会にいても皆さんの声は響き、励まされるなど、たしかに議員と抗議の市民の距離が今回ぐっと縮まった気がします。この日は、国会に23時までいましたが、まだまだ、シールズ以外にも、大勢が必死のコールを国会に届けていました。
    コールする奥田愛基さん

    ■9月17日 自発的参加の石田純一さん
    大変物議をかもした「強行採決」があった日です。この日も雨は断続的に降りました。いつ採決されるかという緊迫した状況となり、この日からは座り込みは9時からとなりました。
    朝9時の国会前

    正門付近は憲政記念館の食堂(14:30に閉まってしまうことが多かった)しかないので、朝から夜まで居た参加者は食事をする場所がなく、困った方も多かったのではないかと思います。永田町に行く途中に国会図書館があり、そこには入館に名前登録など必要ですが、食堂と喫茶室があります。でもここも、17:50には閉まってしまいます。永田町駅を越えて自民党本部前も過ぎると、そこにはコンビニが2,3軒あるので、多くの方はここまで買いに来たようです。徒歩で往復すると30分はかかる距離でした。

    「強行採決もどきは無効」とさかんに舞台でコールがあり、参議院の部会での強行採決のあったことがわかりました。議員の方は、皆、一様に、異様な採決の模様を語りました。屈強そうな、参議院ではなく衆議院の自民党の男性議員が入ってきて、「かまくら」というような体制で鴻池委員長を囲み、鴻池さんは机の下に入り、差し出されたペンライトの下で発言したが、何が起きたのかはわからない状態だった。野党議員が押し寄せたという報道があるが、間違っている、与党議員が最初に囲んだのだ、などでした。

    また、国会には衛視(国会内の守衛)がいるが、そのなかに私服が混じっていた、という議員からの告発もありました。この光景を国会中継で見た人も多く、安倍内閣への不信は、更に広がった気がします。また、昨日の地方公聴会に関する報告書がたった35行しかない、地方公聴会を単なる採決のための通過儀礼としか考えていないことを如実に示した(次の日には64行?だかに増えたそうですが)、という議員報告もありました。

    この日の夜の集会では、俳優の石田純一さんも発言しました。彼は、翌日の昼にも再度国会前に来て発言しています。主催団体から、石田さんはこちらから要請したわけではなく、昨夜集会に自発的に参加していたので、発言をお願いしたら引き受けてくれた、との説明がありました。この昼集会では、「主権者は17%の支持しかないのに、国会で過半数の議席を持てる。このような選挙制度はおかしい。自民党は先の参院選で約400万票も減らした。選挙があるごとに票を減らしている」など具体的数字を挙げて、語りました。
    18日昼集会で2度目の発言をする石田純一さん
    17日昼も降る雨

    「総がかり行動」主催で1時間、そのあとシールズが主催という、マイクの音響が国会のまわり中に響く形の集会は21時までということで、この日から「総がかり行動」は国会正門から参議院議員会館に場所を移し、大きなマイクだけでの集会に切り替えました(18日も同様)。シールズは同じ正門前でのコールを続けたようです。

    採決に抵抗する野党議員を励ますために徹夜覚悟という主催団体や市民の方もいましたが、私は22時過ぎに帰りました。この日は3万以上の参加と発表されました。
    警官の配備の横の救護所

    9月18日 深く、長く共有される体験
    緊迫した状況のまま17日が過ぎ、主催者団体の1人は、「国会にいて、今日は顔も洗っていません」とそれでも元気そうに「今日もがんばろう!」と訴え、朝9時からこの日も正門前は人で埋まりました。4万5千人と発表でした。

    昼集会では「賛成の立場で発言させろ」と幸福実現党を名乗る男性が横断幕を持って現れ、そのあとも、派手な大音響を鳴らして右翼の街宣車が2台、妨害に来ました。「官邸側の意を呈しての行動だろう」ということですが、いずれも「帰れ!」コールで居座ることなく帰りました。

    この日の夜は、経済学者の金子勝さん、作家の島田雅彦さんも、発言しました。ものすごい熱気充満のなか、数時間オシクラマンジュウ状態で立ったまま、「安倍やめろ!強行採決するな!」と叫び続ける姿は、参加したすべての人たちのかに長く深く、共有され記憶されることと思います。徹夜しようか?とも思いつつ、やはり体力を考え、終電前に帰宅しましたが、まだまだ、大勢が残り続けていました。
    朝9時16分、徹夜続きで目を腫らし国会報告する議員

    ■9月19日 憲法の「殻」と平和の「実」
    この日の未明に成立したとされる安保法制ですが、「総がかり行動」は9時から集会を行いました。また、定例の木曜集会も、国会会期中は続けようということで、今国会では最後ですが、場所を議員会館前から正門前に移して、24日18時半から、開催することになっています。連日の疲れも見せずに、参加した約300人で「戦争法案、廃止しよう!」とめげずにコールを上げました。
    朝9時の集会

    国会のまわりは、ぐるりといちょうの木が植えられていて、ちょうど時期的に銀杏が臭気を発する黄色の袋をかぶって、沢山、落ちていました。昼の集会参加者の数人が拾っていたので、私も拾いました。水に何日かひたせば、黄色の皮が破けてきて、固い銀杏の殻が現れ、その下にはおいしい栄養ある実があります。

    今回の安保法制廃案をめざす行動を思うとき、安倍首相やその取り巻き、御用メディアの臭気が、だんだんだんだんと、多くの市民に知られ、その皮が破けてみると、70年続いた戦後のなかで、予想よりもずっと固い憲法という殻が現れ、その殻に守られて、平和を手放さないという実が立派に育っていた。そのことを、身体ごと、認識できた気がしています。とても感動的な日々でした。
    国会で拾った銀杏
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々 8

    • 2015.09.19 Saturday
    • 11:45
    ■9月14日 国会正門前・並木道路開放再び
    主要新聞3紙に全面広告を出し、告知はしていましたが、果たして何人来てくれるのか、いつもながら心配していたのですが、この日も途切れることなく人の波が続き、主催者発表では4万5000人でした。「総がかり行動」の集会は18時半から1時間で終了、7割ほどは帰りますが、その後のシールズの集会にも新たに人は来るので、延べ参加者はもっとかもしれません。私は会場整理のスタッフとして、17時ごろから憲政記念館前の道路上にいました。100円ショップで売っている2時間ほど光る棒状の「クマモン」を参加者に渡していました。

    ところで今日16日の「週刊新潮」の新聞広告見出しに、〈「国会デモ」の新聞全面広告の代金は誰が出した?〉というのがあって、憮然! カンパ担当のスタッフが、集会参加者の好意をいただき集めたお金(地方の方からの振込みカンパもあるでしょうが)が、新聞全面広告、プラカード、クマモンライト、それにどこにいても聞こえるように拡声器を配備するなどの費用に使われます。遠方から交通費をかけて来て、そのたびにカンパではたまらないという方もおられるでしょうから、強制ではないのですが、私は余りやりたくはない役目です。でもこうした集会が連続なので、経費がかかるのは事実なので、致し方のないことです。もちろん、私たちスタッフは全員が手弁当、無償ボランティアです。

    国会包囲は夜であり、警察の過剰警備の心配もあり、怪我人などが出ては大変と、弁護士や救護班の人数は通常より多く、野党議員にも監視に出ることをお願いしていました。13時からの座り込みのとき、元首相の菅直人議員も「私も過剰警備がないか、現場に出て見守ります」と壇上から発言していました。

    菅直人元首相

    しかし、集会が始まり、お身体の調子があまり良くはなさそうなノーベル賞作家の大江健三郎さんのお話があり、ママの会の発起人だという女性の話の途中で、突然主催者の声になり「警察は装甲車を出すのをやめなさい、危険な行動はやめなさい」などの不穏な空気を感じさせる発言が響き渡りました。私の居る場所からは正門前付近は見えないのですが、その前に警官が列をなして駆けていったり、装甲車が何台も正門方向に走っていたりしていたので、心配していたところでした。19時を過ぎたころの時間でした。

    クマモンライトを持つ人

    集会後に人がぎっしりの演壇付近に行くと、道路に人が出られないようするためか、装甲車が「コの字型」に並び、車を「戻せ!」だったか「退去!」だったかの怒りのコールが響いていました。私がいた憲政記念館前の車道も、集会終わるころの19時半過ぎは、警官が車の国会正門方向への侵入をストップさせていました。正門前の、8月30日のときに「解放区」になった道路は、しかし、この日も解放されていました。集会のある日は国会のまわりはぐるりと鉄柵が設置されています。人が通路にあふれたために、その鉄柵を足で倒して車道に出て行き、それが、ほぼ同時に両側の道路で起きたとのことでした。「本当に、アッというまの一瞬のことだった」と目撃者の談です。

    また、私と同じ場所にいたスタッフの方は、現役自衛隊員と名乗る男の人と話をしたそうです。警察の車を見ながら「あの先頭に行く警察車両は放水車だ、放水するつもりかもしれない」「警官は戦争に行くわけじゃないないけれど、自衛隊員は行かされる、だから隊員たちは法案に反対なんだ」などしゃべったそうです。

    ■9月15日 戦争は終わっていない!
    この日、昼の座り込みの人が、昨日よりも増えました。衆議院採決前後の3日間よりも大勢でした。夜の集会も、昨日ほどではないにしても、1万人以上という主催者発表でした。座り込みでの最後の集会は16時半から。登壇した佐高信さんは、国会正門前に翻る日の丸を指し、「日本の日の丸、なでて(多分ここは山形の方言?)赤い、おらの息子の血で赤い」という句を述べ、「今も2人の息子をあの戦争で喪った老婆の嘆きは深い。70年たった今も、あの戦争は終わってはいないんです」と訴えました。17時に座り込みは終わり、スタッフは持ち場に移動。私はこの日はカンパ隊でした。落ち着いて演壇上の発言を聞くのは、いつもなかなか困難です。

    19時45分のシールズの集会開始で奥田愛基さんが「いつも国会の外でしゃべっていたけれど、今日は中でもしゃべってきました」と報告していました。彼の中央公聴会での発言は、現場に居続け得た者だから、発することが出来た重みのある言葉だったと思いました。まだ、大勢の人が立ち去らない中を、明日、あさってを考えて、早めに帰りました。

    創価大学の旗も

    演壇のまわりは今日も通り抜け困難で、永田町駅には財務省のほうに迂回して、国会議事堂駅を通って行き着きましたが、警官の声かけが、昨日とは様変わりして驚きでした。「国会前集会へ参加される方は、この信号を渡っておいで下さい」などと言っていて、最初は聞き間違いかと思いました。警備方針が変わったのか、明日は採決で、トップのほうに余裕が出たのか? でも、国会前に集まった人たちは、安倍退陣と廃案を、あきらめてはいません。

    ★今後の行動予定
    16日以降の集会場所についての「総がかり行動実行委」よりの緊急通知です。
    16日は13時からの座り込みと、16時30分からの国会前集会、シールズなど他団体との調整をしながら21時まで、正門前。情勢をみながら21時からも議員会館前に場所を移動して行動する可能性あり。
    17日は午前9時から正門前集会。18時30分〜21時までは上記とおなじ。21時からは上記と同じく、議員会館前に場所を移動する。
    18日は基本的には17日と同じとのことです。
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々 7

    • 2015.09.14 Monday
    • 12:45
    ■9月10日 ベトナム・イラク・アフガンへの侵略戦争
    8、9、10と3日間、猛雨に濡れながらの安保違憲法案反対の取り組みでした。10日から、場所は国会正門前へと戻り、スタートの18:30前から人が集まりはじめました。

    永田町2番出口を出て、国会を右手に見ながら緩やかな坂を下ると、信号を渡った前からは、歩道の奥に広い庭がある憲政記念館がそびえています。公園を左手にして歩道を行くと、「総がかり行動」による演壇が用意され、国会正門が見えてきます。この日は、スタッフとして、この憲政公園がある場所から、カンパをお願いしに廻ろうと待機していました。

    とそのとき、警察が、永田町の方から信号を渡り、正門に向かう人波に対して鉄柵で歩道をふさいでしまったのです。怒った人たちとの間で当然のように怒号が飛び交い、通り抜けようとする人とは、もみ合いになりました。演壇からここまでは人波が続いているのですが、通路一杯というまでには、まだ余裕があるのに、「桜田門方向から来る人がこちらまで廻って来るから」という理由での突然の鉄柵設置でした。でも前日だかの国会審議で、警察による過剰警備を問いただす発言が野党議員から出たこともあり、警察の行動を見ていた人たちからは、そのことを指摘する声も飛び、総がかり行動スタッフの抗議もあり、5,6分後には、鉄柵が排除され、再び通行が可能になりました。

    演壇には、野党議員の発言のあとに、被爆者の方がマイクを持ち、「もし戦争になれば、最後には核戦争だ。地球は滅びる。憲法の解釈を変えることに賛成した議員らは、次の選挙で必ず落選させましょう!」と訴えました。映画監督のジャン・ユンカーマンさんも「安倍首相は、外国を守るために日本が戦争に巻き込まれるというのは誤解だなど言うが、誤解しているのは首相のほう。私の国アメリカは、ベトナムで、イラクやアフガンで、侵略戦争をした。日本もこれからはそうなってしまう」と発言。和光高校の生徒たちも「先生が、この法案についての説明をしてくれ、今日ここに参加することにした」と続けました。いつもの木曜日の国会議員会館前での恒例の抗議集会よりも、ほぼ倍以上の4000人ほどの参加でした。

    ■9月11日 民主主義は議事堂の外にある!
    11日は、やっとカラリとした青空となり、13時、15時、16時半と正門前で座り込みのあいまに、野党議員などの発言とコールがありました。また、15時からは、憲法学者による「国会正門前青空憲法ミニ講義」があり、これは14日、15日の15時からも同様に開催されるそうです。座り込みの人には簡易椅子が主催側から用意され、雨で配布が遅れていた、参議院の自・公議員の国会議員会館の住所・部屋番号・選挙区を書いたリストとハガキが手渡されました。その場で書き始める人もいて、私は、東京が選挙区の2人の公明党議員にハガキを出しました。


    夜の集会には、猛雨が去ったため、昨日の倍の8400人が詰めかけました。議員のほかに真宗大谷派のお坊さんも参加。大谷派は2度と戦争に加担したくないと、法案反対の決議をしたそうです。教員の山口二郎さんは「今、議事堂のなかの民主主義は崩壊している、民主主義は議事堂の外にある」と訴えていました。学者の会からは、青木やよひさんとかつてフェミニズム論争をした上野千鶴子さんが発言しました。上野さんはあの論争では「性差」をめぐって意見が異なりましたが、象牙の塔に籠るタイプの方ではなく、行動するという点では、青木さんと共通するものを感じます。今日は9・11テロがあった日という語り出しで「世界最強の軍事力を持つ米国での事件から分かるように、国家は国民を守ることはできない。70年間、誰も殺してこなかった日本はそれゆえに世界から認められている。憲法を手放してはいけない。憲法を壊すな、平和を守ろうというのは、平凡な言葉だけれども、それをずっと歌い続けてきて、今回、若い歌声が加わったことを喜びたい」など語りました。また、創価大学の先生も公明党は平和の党の原点に戻るべきと、堂々と語りました。


    ■9月12日 沖縄からの呼びかけ
    今日12日は、沖縄の辺野古基地建設に反対する国会包囲で、2万人以上の参加でした。安倍首相が作ろうとしているものとは違う、もうひとつの日本を我々の手で作ろうという沖縄からの呼びかけが新鮮に響きました。


    14日の国会包囲、さらに15日〜18日まで、連続で国会正門前行動が続きます。昼は15日(12:30〜)以外は、13時から座り込み、18:30から19:30は集会です。19:40頃からは、シールズ主催の集会になります。沢山の人の力で、憲法の平和理念をいよいよ大事にする社会にしていきたいものです。
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々 6

    • 2015.09.14 Monday
    • 12:42
    ■9月8日 民主主義はとまらない!
    『戦争法案廃案!安倍政権退陣!9・8新宿駅西口大宣伝』のボランティア・スタッフとして、18時半開始の1時間前の17時半に集合でしたが、その数十分後にはもう「強行採決反対」のプラカードを手に人が集まり始め、横断幕を持ってふりしきる雨のなかを、そのまま20時の終了までという感じでした。傘などはさせないので、スタッフはカッパ姿で頑張り、それは、昨日9日の日比谷野音集会も同様でした。


    政党は、民主党、共産党の党首、生活の党、社民党は副党首の4人。その他ママの会、日弁連、学者の会 女の平和 憲法学者の6団体が発言。安保法制採決の前提となる中央公聴会の15日開催が抜き打ちに強行採決され、壇上までつめよって抗議したと岡田民主党党首の状況説明がありました。となると16日には安保特別部会で採決、翌日17日参議院本会議での強行採決となる可能性高く、抗議の声がるいるい……。

    社民党の福島みずほ議員の発言「安倍首相!あなたの下に憲法があるのではなく、あなたの上に憲法があるのです」、髪を黄色く染めて登場した奥田愛基さん(SEALDs)の発言「島根県の出身だが、700人が法案反対の集会に集まった。島根で100人以上が集まるなんてすっごいことなんですよ。安倍がどう出ようとも民主主義はとまらない」などが印象に残りました。


    ■9月9日 公明党元代表代行も反対
    台風の雨・風のなか、日比谷野音は立ち見も出て、主催者発表で5500人。集会前に国会請願デモに出た人もいました。集会参加者はその後銀座にデモでしたが、台風とあって、車道のデモの人のほうが歩道の人よりも多数でした。

    スタッフは16時半の集合なので、こんな嵐のなか誰も来ないのでは、とぼそぼそと話していたのですが、18時前には6割ほどの人が来て、雨のなかを18時半の開会を待っていました。写真は開始40分前ごろのものです。自民・公明両党の議員の住所を書いたペーパーと抗議ハガキ、それに「強行採決反対」と書いたプラカードを野音の入り口で配布する予定でしたが、雨で濡れるので中止になり、10日・11日に国会正門集会で配布することとなりました。


    カンパを貰いに歩いたときには、人波を押し分け押し分けで大変でした。野音の中は、消防法によって、4000人まで、通路はあぶないので居てはいけない、など、反原発集会で混乱があったあとに、とても厳しい規制が導入されたのですが、この日はゆるくなり、通路も人であふれ、入り口付近も立って話を聞く列が重なり合っていました。ニュースは台風報道一色のなか、天井もない場所で、雨に打たれながら参加した人たちがいることに圧倒されるものがありました。

    この日も、前日同様の4政党と、日弁連やSEALDsなどが発言。評論家の佐高信さんは「ある女性の戦争反対の文を紹介します」と前置きして、元公明党代表代行だった浜四津敏子さんの「私は軍隊をすべてなくせばいいと思っている」など述べたものを紹介。あわせて「武藤貴也議員は未公開株購入などで自民党を離党したが、かつてのリクルート事件で未公開株を購入した自民党議員は石原慎太郎や宮沢喜一など大勢いた、あれこそが自民党の本流」と皮肉りました。

    ★今後の行動予定
    今日10日は、18時30分より国会正門前集会。またも雨のなかになりそうです。11日は座り込みが13時からで、夜も18時30分より集会。

    14日は、18時30分より、8・30大集会に続く国会包囲が、「総がかり行動」から呼びかけられています。光の輪で囲みたいとの事で、ペンライト・懐中電灯など1万個が用意されるとのことですが、持参したほうがいいようです。

    15日は中央公聴会が13時より国会で開かれるために、12時30分より正門前で抗議集会があります。その後17時まで座り込み、18時30分から集会。

    16日以降も、時間などの変更があるかもしれません。参加される方おられましたら、https://www.facebook.com/sougakariでご確認ください。

    また、トイレがない場所です。憲政公園は17時30分閉鎖ですので、桜田門駅か永田町駅のトイレ使用になりそうです。雨だと冷えますし、厳しい条件のなかでの「強行採決止めたい集会」になりそうです。
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々 5

    • 2015.09.06 Sunday
    • 08:59
    ■9月4日 警察3万vs集会側12万、どちらが正しい?

    昨日9月3日(木)の夜は、定例の国会議員会館前集会が18時半から雨のなか開催されました。主催した高田健さんは、8・30集会の人数について、次のように強い口調で批判しました。

    「警察はこのところずっとデモの人数は報告しなかったのに、今回かぎりは違った。どこかの意向を汲んだか、指示があったに相違ない。某産経新聞が、正門前地図を9箇所に分けるかたちで載せ、参加者3万と書いた。この日は、国会正門前だけに人がいたのではなかった。日比谷公園の中まで、あるいは国会の後ろ側のエリア(麹町方向)まで、参加者はいた。この日参加した人なら、3万人どころではないことは知っている。自分で取材現場に足を運ばないで記事を書くのはジャーナリストとして、恥かしくないのか」

    これはつまり本を読まないで、書評したようなもの。地下鉄駅の事務室に問い合わせて、改札を出た人の数を集計した方がいるそうです。通常の日の利用者数と8月30日の下車数の両方を調べ比較し、何人当日増えたかを調べると、通常よりもほぼ約7万人多かったということでした。ただしこの数字も、調べた地下鉄の駅は、国会議事堂前駅、永田町駅、霞ヶ関駅、溜池山王駅の4駅のみで、国会正門に行くのに最短の桜田門駅、赤坂見附駅や赤坂駅、日比谷駅、半蔵門駅が入っていないとの指摘もあります。

    私は国会正門から帰るのに、JR有楽町駅まで歩きます。もっぱら交通費節約のためですが、下り坂で桜田門を通り越すと、左手には皇居のお堀が見え、マラソンをする人の姿を眺めながらで健康にもいいし。高田さんは、地方からバスをチャーターしてきた人も多かったこと、地下鉄国会議事堂駅は4番出口以外は閉鎖したために、遠回りさせられた人がタクシーで乗り付けていて、その数は膨大だったことなども、述べました。

    あきらかな悪意の感じられる報道は、至極残念。民意が動きだし、知恵を交換しあう状況が生じれば、相手に放したはずの矢が自らを刺すことにもなりかねない昨今です。

    9月3日夜は初めて高校生が集団で参加し、マイクで「誰の命も奪いたくない」と語りました。翻訳家の池田香代子さんは、ある自衛隊員からの手紙のことを話してくれました。国策のために働けという最近の幹部の話に「国策って?」と感じ、自分がこの仕事に就いたのはこんなことのためではない、との悩みが綴られていたが、この自衛隊員はその後、離職したということです。


    発言する高校生

    9月2日の国会で、自衛隊幹部が昨年12月の訪米(時期としてまだ、法案内容を与党が協議する前)で「来夏には安保法案が成立」と述べたことを証する資料を手に、国会で追及した共産党の議員も駆けつけてくれて発言しました。民主党議員も、8・30の警備のあり方を、その場に立ち会った者としての迫力で訴えていました。

    安倍首相も自衛隊幹部も、夏の成立を米国に約束しつつ、断念。9月10日の採決もどうやらあきらめたようです。そのため、14日からの18日までの5日間が、戦後70年の平和を継続できるかどうかを計る大切な日々になりそうです。
    (束)

    ★9月3日の「週刊新潮」の広告
    主催者発表12万人! 本当は3万3000人!
    「国会デモ」は張りぼてのデモ

    警察発表を検証することなくそのまま載せる、怠慢かつ退廃としかいいようがありません。出版界の右傾化にも要注意!
    (j.mosa)

     

    揺れる国会 15年安保の日々 4

    • 2015.09.02 Wednesday
    • 18:00
    ■9月2日 フツーの人の運動
    平和な明日を壊さないために! 安保法案廃案めざし、行動するための9月スケジュールです。

    いよいよ9月に突入。昨日は火曜日なので、定例の新宿駅(この日は西口)の「解釈で9条壊すな実行委員会」主催の宣伝行動がありました。スタートの6時はスコールのような雨に濡れながら。署名集めやチラシ配布、バナーを掲げて立つ人など、おなじみの光景。雨なので紙芝居はなく、参加した人たちが次々とマイクを持ってのリレートーク。


    新宿駅南口

    いままで、政治に関心がなく、こうした行動には参加したことがなかったという4歳の子持ちの女性は「まわりの友人は、そんなことしているの? 空気読みなよ」と言われたりするけれど、この危ない空気を読めないのはどっち?と聞きたい」と語り、参加していた人たちからは拍手。他の人のリレートークも、終わると自然に拍手が沸く光景がこの日からは出現。

    7時の終了近く、少々酔っていたのかなという男性が、大声で「共産党だ云々」など口にしていたが、私たちは共産党員ではないし、皆、フツーの市民だということが、なかなか伝わらないのは至極残念。

    来週の火曜日8日は、6時ではなく6時半から、この新宿西口で総がかりな大宣伝を行うとのこと。8・30国会包囲を主催した「総がかり行動実行委員会(戦争させない1000人委員会)」「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」「戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター」の3団体と、民主党・共産党などの野党党首、「シールズ」や「立憲デモクラシーの会」「ママの会」なども参加予定。

    9日は、やはり6時半から日比谷野音で集会、国会と銀座に分かれてのデモ。参議院での強行採決が、10日委員会採決、11日本会議採決があるかもしれないとのことで、それに向けての行動です。首都圏に住む人たち、力を合わせましょう!

    ★地方でのアピール
    千葉の友人は、8・30集会と用事が重なり、車に安保法制反対ステッカーを貼って走ったとのこと。山形の人からも次のようなメールが届きました。「人が少ない地方ではデモ行進より車用ステッカーのほうが効果あるかも。車用ステッカーの印刷用紙もA43枚800円位で売っています。そのまま貼ると取り外しできないので、100円ショップで買ったマグネットに貼ってから車につけると雨でも高速走行でもダイジョウブ!! 駐車場に駐めておく時間が長い日は、やはり100円ショップの日除けの銀色の方にプラを貼り付けて掲げておくことにしています」

    ★以下は9月の予定
    9月3日(木)定例の木曜集会 18:30〜19:30 衆議院第2議員会館前
    9月8日(火)戦争法案廃案・安倍政権退陣・新宿大宣伝 18:30〜20:00 新宿西口一帯
    9月9日(水)戦争法案廃案・安倍政権退陣 日比谷大集会 18:30〜
    9月10日(木)国会正門前(地下鉄桜田門駅・地下鉄永田町駅2番出口下車)座り込み 13:00〜17:00 集会は18:30〜
    9月11日(金)同上
    9月12日(土)辺野古国会包囲 14:00から
    9月14日(月)60日条項によりこの日から衆議院での再可決が可能になる。

    14日(月)から18日(金)にかけての5日間も、10日・11日と同様国会正門前座り込み13:00〜17:00。集会は18:30〜。
    急な行動や変更などは、https://www.facebook.com/sougakari 「総がかり行動実行委」でチェックして下さい。
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々 3

    • 2015.09.01 Tuesday
    • 21:24
    ■8月30日その2 戦争反対のピープルパワー
    今日の国会包囲、雨の降るなか、主催者発表で12万人とのことで、疲れが飛ぶ思いです。私はボランティアスタッフなので、開始の2時間前に集合し、日比谷公園霞門B2出口付近で、今日のプログラム4000?枚(6000枚だったか)、バナー2000枚を参加者に配りましたが、12時半からもう配布作業開始で、どんどんどんどんと人が押し寄せるという感じでした。

    2時前には、すべて配布終了していました。今回は、集会全体でプログラムを10万枚、バナーは3万部印刷したとのことなので、参加者の出足は超早かったと思います。日比谷公園まで、あふれた人波が動いたことを感じました。カンパも呼びかけましたが、1万円を入れてくれた人が私の担当したエリアで2人もいたとのこと。「おつりですか?」と思わず聞くと、「今日のために持ってきたんだから」と言われたそうです。カンパ1万円は、イラク戦争反対のときもありましたが、それ以来です。こうしたカンパは、新聞への1面広告の費用、プログラムやチラシ、バナー印刷、音響設置代などに使われます。


    霞ヶ関駅出口付近

    日比谷公園霞門前の道路

    4時に終了し、ずっと日比谷公園霞門から動けなかったので、国会方向から帰る人に逆らい20分ほど歩き、5時過ぎに国会正門前にたどりつきました。まだかなりの人がいて、何箇所かで分散の形で、シールズらしき人たちがコールをし、正門前の車道は解放区となっていました。無料の水を配っている学生たちの姿もありました。

    主催した「総がかり行動実行委」が事前に警察に車道開放を交渉したものの断られたと聞いていたので、市民の力が、それを押し破ったのだと思います。このピープルパワーを安倍政権は無視するかのごとくに、NHK7時のニュースでは、谷垣幹事長が「安保法案は今国会で成立させたい」と述べたことを伝えました。参加者12万人と聞く前の発言だといいのですが……

    https://theta360.com/s/qgdL0z3RF3c0G0cfszFkTwFFc
    http://youtu.be/MxfWG5V7VU0
    (束)


    写真は日比谷公園前の集会。菅直人、小池晃、福島瑞穂、佐高信、雨宮処凛、落合恵子、香山りか、古今亭菊千代などの各氏が発言。着物姿の菊千代師匠は「政治活動は芸人にはそぐわないと言われ続けている。しかし止むにやまれずに来た。日曜日のいい時間をこんなことで費やすことがないような状況にしたい」と発言。香山りかさんの「政治活動ではなく人間活動だ」との言葉とともに印象に残る。安倍政権はアメリカ政府の言いなりであり、南シナ海の緊張はそもそもアメリカがもたらしたものだという、学者や弁護士たちの主張にも納得。
    (j.mosa)

    揺れる国会 15年安保の日々 2

    • 2015.08.30 Sunday
    • 21:13
    ■8月30日 8・30集会への最後の街宣など
    昨日の、新宿南口での、最後の8・30集会の街頭宣伝では、生マイクで若い女性が「オラシャヤーン」歌って終了でした。昨日は、けっこう遠くから来た人や、「女の平和実行委員会」の女性、「戦争法案に反対するママの会」のメンバーで金沢から?来た子ども連れの方とかが、マイクでアピールしました。私はチラシを配布していましたが、「明日、行かれないんですよね」「明日は、大阪に行かなくちゃならなくて」とか、立ち止まってアピールを聞きつつ話しかけてくれた人たちがいました。

    ある女性は、「私もチラシを配るので下さい」と声をかけてくれて、彼女はずっと迫力ある声で「明日、2時は安保法案反対の国会包囲です」と南口の人波に言い続けていました。新宿南口は、どうしてこんなに人が多いの?と不思議なほどの人が行きかう場所でしたが、150人以上が、8・30国会へ、戦争させない、など、自分で書いた紙を掲げたり、アピール用紙を掲げてスタンディングしたりして、なかなかの迫力!

    ところで、木曜日の国会議員面会所前での集会報告について、先回書き忘れたこと。「戦争法案に反対するママの会」の人たちが、国会議員に自分たちの思いを綴った冊子を渡して歩いたそうです。国会議員会館は、衆議院第1、第2、参議院と3つの建物があります。議員の名前を書くと、受付の事務員さんが議員の部屋に電話をして訪問を伝えます。議員会館に入るには各自が手荷物検査(海外旅行に行くときのように)を受けてと、結構それなりに面倒な手続きがいります。それでも、議員に会えることはめったになく、大体秘書さんが対応します。そして、あれま!安倍首相の秘書だけがその冊子を受け取らなかったとのことです。なんとも度量の狭いことでした。

    今日8・30の行動は、全国に呼びかけられていて、それぞれ自分の居る場所でも、思いをアピールできます。青木やよひさんにインタヴューしたことがあるフリーライターの方、フォーラムのセミナーにも参加してくれていますが、彼女は山形でお百姓さんをしていて、ときどき、ライターなどの仕事で、東京に来るというライフスタイルですが、今日の参加に向けた写真を山形から送ってくれました。

    http://sogakari.com/?p=732
    をクリックすると、全国の今日の参加者の行動が見られます。
    (束)

    揺れる国会 15年安保の日々

    • 2015.08.30 Sunday
    • 21:08

    青木やよひさんが、もしも存命なら、安保法制と安倍政権には、憤りをもって反対・行動されたでしょう! 私は、5年ほどの介護生活終了もあって、2015年6月頃から、市民運動に復帰。違憲の安保法制が衆議院で強行採決された7月15日から3日間、国会正門に通いました。その記録から、スタートしてみます。(束)

    ■7月15・16・17日 安保違憲法制、衆議院委員会強行採決
    7月15・16・17日の3日間の連続行動が、国会正門前で、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけで、12時から夜7時まで行われました。


    7月15日は、私が行った12時過ぎには、永田町駅から国会正門の仮設舞台を中心に、憲政公園の両脇から霞ヶ関方向まで、人波が続いていました。1時から正門前で集会でしたが、途中で強行採決の報が入り、それから4:30まで、座り込み、再度スピーチ、コールなどあり、夜6:30から集会。

    岡田民主党党首が、抗議の人波のなかを、初演説しました。民主党の党首が安保法制反対の集会に来たのは私の知る限りでははじめてです。民主・共産・社民の議員は、3日間連日、スピーカーは代わるも、演説に来ます。

    立錐の余地もない人波が続き、後方の人たちに場所をゆずったほうがいいと思い、若者グループのシールズ(「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs=シールズ)」)に集会主催が交代したところ(7:30から)で帰りました。有楽町まで、日比谷公園抜けて帰りましたが、左手が皇居のお堀がある桜田門交差点まで、どんどんと国会を目指す人の波でした。酷暑のなか、給水車も、ボランティアで1台出ていました。

    https://www.youtube.com/watch?v=r7D_UVLb_S0

    ■8月16日 警官の数が増える
    委員会採決の7月15日より、昼の座り込みの人数は減った気がします。代わりに、警官の姿は異常に膨張し、6・14と7・12の国会包囲のときには渡れた国会正門前の横断歩道を渡さないなど、道路封鎖も行われました。国会議事堂駅からこの国会正門に来ようとしても、途中で回り道させられるそうです。警官の数が異様に増えたのは、前日15日夜、歩道から人があふれ、車道まで自然に広がったためだと思います。

    昨日は、歩道の両側に人が座り込み、真ん中をあけて通路に出来たのに、今日は警官によって車道側は、敷居のようなものが強引に置かれ、夕方になると警官が二重三重にずらり並びました。この日は、台風による暴風と雨にも時折見舞われながらの一日でした。勤め人が来ることが出来る夜になると、前夜を上回る大勢の人が集まり、安倍退陣を求める声は天を突く勢い……

    ■8月17日 ポップなシールズのシュプレヒコール
    この日は、3日間の強行採決抗議の国会前座り込みの最終日。それでも、まだかなりの人が、1時からの議員による発言や主催の3団体の話、コールにあわせて集まっています。夜の大集会は5時を過ぎる頃から、だんだんと人が集まり、6時には桜田門から国会正門にかけての道路の両側が、ぎっしり人の波で埋まりはじめ、7時45分からのシールズの主催集会の頃からは、帰る人(総がかり行動主催は7時半終了)も多いですが、来る人もどんどんと増えます。これは、この強行採決前後3日間通して見られた光景です。

    17日(国会前行動の最終日)は、シールズのコールを9時ごろまで聞きました。ドンドンという太鼓にあわせて、「安倍晋三から日本を守れ!」「国民なめんな!」「勝手にきめるな!」「民主主義ってなんだ!」「民主主義ってこれだ!」「ファシスト通すな(外国語ヴァージョンも入る)」……と、これまでのシュプレヒコールスタイルを塗り替えるポップでリズミカルな大声コールです。

    次々と叫ぶ人が変わり、また参加した人が唱和するという参加型で、大きな声を参加者一人ひとりもだすので、日頃のストレス発散にもなります。間に議員や学者もスピーチしますが、講釈型や建前で言葉だけ並べる人は、ともすると浮きます。

    トイレは、憲政会館のある公園レストランにあるので、昼間は利用可ですが、5時半には公園の門が閉まるので、桜田門駅か永田町駅(1・2番出口)のトイレしか利用出来ません。永田町駅1、2番出口を出たら、右方向ではなく、国会図書館がある坂を右に国会議事堂を見ながら、下ると集会場に着きます。

    http://daily.matome.club/list/%E5%8F%8D%E5%AF%BE/video/detail/kkRXDdWpggs

    ■8月18日 新宿西口の街宣

    毎火曜日は、新宿西口や南口で、夜6時から7時まで安保法制反対の街宣(解釈で9条壊すな!実行委員会主催)があり、初参加。実行委メンバーは多分十数人ほどですが(高田馬場駅と2箇所が壊すな…の担当なので)、飛び入りの人含めて190人くらいがこれまでの最高とのことです。署名した人がそのまま、用意されたプラカードを持ち、最後にはマイクで訴えていました。印象としては、無関心派と、何かすべきことをしたい派に分かれはじめている感じです。

    ■8月23日 御茶ノ水駅頭

    写真は、 絵本「戦争のつくりかた」という紙芝居で安保法制の違憲・危険性を訴えているリボンプロジェクトのメンバー。この日は、友人と30分弱、横断幕を持ちお手伝いし(風が強かった)、シールズ主催の表参道デモのほうに移動。

    シールズのデモが来る前から、歩道橋の上から見物人が並び、彼等を待っていた。私と友人は、自作のプラカードを歩道からデモ側に振って、連帯の意を表明。いつもはデモの側なので、その逆を以前からやってみたかった。デモしていると、歩道から手を振られたり、拍手があったりすると、元気が出るので。

    ■8月25日 創価学会員への訴え
    新宿駅西口にて、夜6時から7時、8月30日2時からの10万人国会包囲参加への街頭宣伝。この日目に付いたのは、創価学会員に向けての署名集めをしている人が参加し、署名を!と訴えたこと。この日は、街頭応援の人は前回ほどではなかった。最後に、「あきらめない オラシャヤーン!On lache rien」という外国発信の元気が沸く反戦歌を流して、終了。

    https://www.youtube.com/watch?v=dkw-EFApR1s

    ■8月27日 毎週木曜日の集会

    5月21日から毎週木曜日は、国会議事堂の向かい側にある衆議院第2議員会館前で、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけで、18時半からほぼ1時間の集会が定例化しています。ほぼ2千人強の人たちが参加しています。

    6月には作家の瀬戸内寂聴さん(93歳)、村山富市元首相(91歳)は7月23日にこの場に来て、安保法制廃案を訴えました。昨日は、87歳という埼玉大学名誉教授の暉峻淑子(てるおか いつこ)さんが、「結局最後には捨てられるんです」と敗戦後に10日分の食料配給で1カ月を過ごした体験や、「1年間で物価が6倍になった。100円のあんぱんが600円になったことを考えてみて」と発言。

    その他宗教者の参加もあり、創価学会の人も涙ながら訴えました。日弁連の弁護士さんからは、安倍政権は11もの厖大な法案を提出したために、相互に整合性がなく矛盾を含み、破綻が生じていると訴えられました。富山では自民党議員宛に「もうあなたたちには投票しない」と書いて送ることや、京都では公明党議員の家を囲むなどの抗議も出ているそうです。

    与党・野党議員も、8・30集会に何人集まるのか固唾を呑んで見守っているとか。本当に何人来てくれるか、心配しつつ、あと30日まで3日。29日は、新宿駅南口6時から、最後の8・30参加を呼びかける街頭行動です。

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